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長野市一家3人殺人事件、裁判員経験者「死刑判決への誘導のように感じた」

信濃毎日新聞単独取材 2011/04/14

 長野地裁が3月25日に県内の裁判員裁判で初めて死刑判決を言い渡した長野市一家3人殺人事件の裁判員裁判で、裁判員経験者の1人が13日までに信濃毎日新聞社の単独取材に応じ、 判決内容を非公開で話し合った評議で他の殺人事件の量刑(刑の重さ)などが示された点について、「直接的ではないにしても、死刑判決への誘導のように感じた」と感想を述べた。

 死刑判決が言い渡されたのは、長野市真島町の自営業金文夫さん=当時(62)=ら一家3人を殺害、遺体を遺棄したとして、強盗殺人と死体遺棄の罪に問われた水道設備工松原智浩被告(40)=東京高裁に控訴。一審の長野地裁では起訴内容が争われず、主に量刑が争点となった。

 公判で検察側は、3人の命を奪った犯行の重大性や計画性を指摘し、死刑を求刑。弁護側は、被告は借金返済のために金さん一家と同居し、金さん親子から暴力を振るわれる恐怖もあったなどと主張、「少しでもためらいがあれば、死刑にしてはいけない」と訴えた。この裁判員経験者は弁護士のこの発言が「印象に残った」と振り返る。

 評議の内容や経緯は裁判員法の規定で守秘義務があって明かしていないが、複数の人が殺害された他の事件での量刑が参考として示されたことで、死刑判決へ導かれた印象を持ったという。「本当に死刑以外に選択肢はなかったのか。どこに市民感覚を生かせば良かったのか。今も疑問ややりきれなさが残る」と心境を語った。

 判決公判後の記者会見には補充裁判員を含む4人が出席、その後の補足取材にも計3人が応じたが、評議で「誘導」を感じたなどの発言はなかった。

 また、この裁判員経験者は「(計9日間の審理、評議の間は)食欲がなくなり、眠りも浅かった。今でも被告の顔が浮かぶ」と、精神的な負担の重さを強調。「いい経験にはなったかもしれないが、二度とやりたくない。今の状況では、死刑の可能性が高い事件で市民感覚を生かす余地は小さいと思う。知識や経験、覚悟があるプロの裁判官だけで行った方がいい」と指摘した。

 量刑相場を示す資料の提示について裁判員が「誘導」のように感じた点について、地裁総務課は「個別具体的な事件についてのコメントは差し控えたい」としている。

 政府の司法制度改革推進本部「裁判員制度・刑事検討会」委員として裁判員制度の設計に関わった東京経済大の大出良知教授(刑事訴訟法)は「職業裁判官が出す資料は、出し方で裁判員が誘導だと感じることもある。あくまでも参考資料にすぎないことを明確にし、裁判員の議論や考え方を遮らないようにしなければならない」としている。

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